顧客管理や備忘録のデータのエクスポート(書き出し)には”CSVファイル”と”dbファイル”(顧客管理では”データ”と表記)があります。

それぞれの長所と短所を纏めます。

【CSVファイル】
・カンマで区切られたテキストなので、AndroidのエディタやPCのメモ帳等で簡単に加工編集が出来る。
・dbファイルに比べて
インポート・エクスポートの処理に少々時間がかる。

【dbファイル】
・データベースなのでメモ帳やエディタでは見る事は出来ない。
・CSVに比べてインポート・エクスポート処理が早い。

一見CSVファイルが便利そうですが、CSVファイルは,(カンマ)の入れる位置を間違えたり、項目内に,を使うと行がズレて上手く読み込めなかったりと、編集する際には神経を使う部分があります。

そこで今回はPCを使ってdbファイルを簡単に編集する方法を書いておきます。

編集する方法にはODBCを使ってMicrosoft Access等を利用する方法とFirefoxを利用する方法の大きく分けて2種類あります。

今回は簡単なFirefoxを利用する方法を備忘録アプリを使って説明しま。

事前に準備する事
1.Firefoxをインストールする。
 次世代ブラウザ Firefox — 高速・安全・カスタマイズ自在な無料ブラウザ
 上記のサイトからFirefoxをインストールする。
 (普段Firefoxを利用している方は2へ)

2.add-onsでSQLite Managerをインストールする。
 Firefoxをインストールしたら、下記のサイトからSQLite Magagerをインストールする。
 SQLite Manager :: Add-ons for Firefox
 

 上の画像の”+Add to Firefox”をクリックするとインストール出来ます。

3.dbファイルをPCにコピーする。

「dbファイル」と「送信する」をチェックして「エクスポート」ボタンをクリック。
すると、dropbox等でPCにファイルを転送する事が出来ます。

もしくは「dbファイル」→「エクスポート」で保存先にmemorandums.dbというファイルがあるのでエクスプローラー等を使ってPCにコピーする。

エクスプローラー系のアプリは以前紹介しているので参考にして下さい。

準備が終わったらいよいよデータの加工方法です。

Firefox→Web開発→SQLite Managerをクリックすると、SQLite Managerが開きます。

ファイル・メニューから”データベースに接続”を選び、PCにコピーしたdbファイルを選びます。

すると↓の様な画面になります。

左側のツリーの中で関係があるのは

t_group・・・グループ名とタイプを設定しているテーブル
t_memorandums・・・各グループ毎の詳細テーブル

どこに何が入るかはタイプ毎に異なります。
詳細に書くと長くなるのでAndroid側で1件データを登録すると判るかと思います。

ここで編集したdbファイルをAndroidの/sdcard/memorandumsのフォルダに戻し、インポートすれば無事完了です。

SQLite Managerについては下記のサイト等を参考にしてください。

SQLite | 管理ツール「SQLite Manager」を使用する